結婚披露宴の中で “子供花束(こどもはなたば)” という演出があります。
これは出席してくれているお子様から、新郎新婦お二人へ「結婚おめでとう」の意味を込めた花束をプレゼントしてくれることで、和やかな雰囲気になりとても人気があります。
・具体的な流れ
・タイミング
・良い点
・注意点
・お子様へのお返し
・おすすめBGM
これらを中心に紹介していきます。
どれも“子供花束”の演出を考えているなら知っておいてほしいことなので、少しでも気になっているあなたに読んでいただけたら嬉しいです。
目次
結婚披露宴の子供花束のやり方・注意点・お返し・オススメ曲を紹介します
子供花束の具体的な流れ
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新郎新婦お二人がそろって待機
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司会の進行のタイミングでお子様(達)が新郎新婦お二人の元へ花束を持って歩いて行く
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話せる年齢のお子様なら「おめでとう」と言ってもらう
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お子様(達)から新郎新婦お二人へ花束をプレゼント
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新郎新婦お二人からお子様(達)へ“ありがとう”のお返しのプレゼントを渡す
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新郎新婦お二人とお子様(達)で集合写真を撮る
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お子様(達)は席に戻る
基本の流れは上記の通りです。
お子様の人数や年齢によって多少の違いはあると思いますが、ほとんどこの流れになります。
演出のタイミング
それではご披露宴のどのタイミングがいいか紹介していきます。
結論からいうとお子様が疲れたり、眠くならない時間帯がいいので、ご披露宴の前半か後半に入ってすぐがベストです。
・新郎新婦お二人が再入場してすぐ
このタイミングが経験上、1番多かったです。
お色直し(衣装チェンジ)をしたお二人が再入場して、キャンドルサービスや、フォトラウンドなどをした後だと、ご披露宴の後半といってもお子様もまだ食事を楽しんでいる時間帯なのでオススメです。
・新婦様のお色直し退場の直前
ご披露宴の前半にしたい方は、このタイミングがいいと思います。
頼んだお子様が緊張してしまうタイプの子なら、出番を早めにしてあげると、そのあとゆっくり食事を楽しんでもらえますね。
子供花束の良い点
次に “子供花束” の良い点を紹介していきます。
あなたのイメージにピッタリだったら、かなりオススメの演出になりますので、参考にしてみてください。
・かわいい
小さいお子様が大きい花束を持って歩いてきてくれるだけでかわいいです。
結婚式ですから正装しているかもしれません。
ご披露宴の中でゲストがほっこりする “和む時間” になることでしょう。
・集合写真を撮れる
かわいいお子様(達)と一緒に集合写真を撮ることができます。
プロのカメラマンやビデオカメラマンを頼んでいなかったとしても、ゲスト(出席者)がたくさん撮ってくれます。
それにお子様(達)の親御様もとっても喜んでくれますよ。
・ゲストに喜ばれる
ご披露宴の多くは開宴からお開きまでの時間が2時間30分です。
その長時間の中で和やかな雰囲気になる “子供花束” はゲストの皆様の笑顔も増える、楽しい演出になります。
・子供の思い出になる
と教えてくれた新婦様がいました。
今は写真や動画で簡単に残せるので、この体験が思い出になる子も少なくないようです。
・プレゼントを渡すきっかけになる
出席してくれるお子様に何かプレゼントをしたいと考えているのであれば、この演出はとてもいいタイミングになります。
もちろんお子様の席に最初から置いておくこともできますが、出番を作ってあげられてプレゼントも渡せるのでオススメです。
・どの年齢でも大丈夫
何歳から何歳まで?と質問されることがありますが、決まりはないので新郎新婦お二人がお願いしたいお子様にお願いしましょう。
子供花束の注意点
次に子供花束をやるにあたって注意してほしいことをお伝えします。
小さいお子様だからこその予期せぬハプニングも起こりうる可能性がありますので、事前に知っておいていただけると嬉しいです。
・緊張して泣いてしまう
お子様の年齢や性格によりますが、緊張したり、大勢の人に見られることで驚いて泣いてしまうことがあります。
その場合は、親御様も一緒に歩いてもらったりします。必ず司会者もフォローしていきますので安心してください。
大切なのはご披露宴で出番があることを “楽しみ” に思ってもらうことです。
いつ、どこで、何をするかしっかり伝えておくとイメージができると思うので、突然泣き出してしまうことも回避できるかもしれません。
楽しくできるように、事前に教えてあげるといいですね。
・子供が寝ちゃっている
寝ちゃっていたら無理に起こすことはできないので、その場合は演出のタイミングを変える可能性があります。会場のスタッフさんから説明や相談があるので、その時に考えていただくことになります。
お子様が複数人いて、1人だけ寝ているという場合だったら、予定通り演出がスタートすることもあります。その時も新郎新婦お二人やお子様の親御様に相談しますので、その場で決めていただくことになります。
・「おめでとう」が言えるか確認しておく
喋れる年齢なら、司会者がマイクを向けます。
「おめでとう」をもらえると、より一層うれしいと思いますので、可能でしたら事前に親御様を通してお願いしておくといいでしょう。
当日、緊張で言えなくても司会者がフォローしますよ。
・何時くらいに出番がくるか教えておく
寝てしまうことにも繋がりますが “いつ” かを伝えておくだけで、気持ちが楽になります。
緊張しがちなお子様だったら尚更です。
ご披露宴のタイムスケジュールが確定でき次第、何時頃に出番かを教えておいてください。
勿論、ご披露宴はライブなので予定が前後することもありますが、心のゆとりを与えてあげるといいと思います。
・子供の名前の読み方と年齢を確認しておく
司会者がお名前や年齢をアナウンスしますので、確認しておいてください。
あだ名ではなくフルネーム。年齢も結婚式当日時点で何歳かを確認してください。
この2点は司会者に必ず聞かれますので、よろしくお願いします。
もしも年齢はアナウンスしなくていいとかの希望があれば、そのまま教えていただければ、対応できますので相談してくださいね。
・ちゃん、くん、様、などの敬称をどうするか
男の子だけど年齢が小さいので「ちゃん」がいいとか、中学生だから「様」がいいとか、お子様によって希望があると思いますので、司会者がどうアナウンスしていいかを、親御様を通して聞いておくといいでしょう。
とても細かい話になりますが、協力してくれるお子様のことをここまで考えてあげられると間違いないです。
お子様へお返しのプレゼント
協力してくれたお子様へ「ありがとう」の気持ちを込めたプレゼントを渡したいのでしたら、こんなプレゼントはどうですか?という提案をしていきます。
お子様の年齢や好みによるので、余計に悩みますよね。
そこで、私が担当した新郎新婦お二人に聞いた実際のプレゼントをいくつか紹介しますので、参考にしていただければ嬉しいです。
・絵本
ご披露宴の途中で飽きたら読んで遊べる絵本は人気があります。
音が出ないしテーブルを汚す可能性もないのでとてもいいプレゼントになります。お子様の年齢や好きなキャラクターを考えて選んであげてください。
・お菓子の詰め合わせ
お菓子ならご披露宴に飽きても食べて楽しめるのでいいですね。
お菓子を嫌いな子はあまりいないと思いますので、オススメです。
・塗り絵
黙々と集中するのが好きな子には塗り絵はとても喜ばれます。
一緒に色鉛筆やクレヨンを付けてもいいですね。
・シールブック
シールを貼るのが好きなお子様には、シールブックがとても人気です。好きなキャラクターの物があればそれを選んであげると喜ばれますね。
・木のおもちゃ
木の素材はあたたかみを感じさせますので、ナチュラルなおもちゃを希望する場合にいいと思います。
・ミニカー
車にはまっているお子様ならテンションがあがること間違いなしですね。
親御様を通して好きな種類を聞いてみましょう。
おすすめBGM
“子供花束”をするならBGMは必須です。
協力してくれるお子様に合う曲を選んであげると、喜んでもらえます。なによりBGMに合わせて歩いてくれる姿はとっても可愛いですよ。
ここでは私が担当したご披露宴で実際に流れた曲を紹介します。
・おどるポンポコリン
・となりのトトロ
・崖の上のポニョ
・ミッキーマウスマーチ
この5曲は人気です。歩きやすい曲調とテンポで、かわいいお子様たちにピッタリの楽曲だと思います。
アンパンマンが好き!とか、ジブリにはまっている!などの情報があれば、これらを選ぶのをオススメします。
いかがでしたでしょうか。
“子供花束” という名前は聞いたことがあるけど、どんな演出か調べようにもあまり情報が無いのが現状です。
だからこそ参考にしてもらいたく、この記事を書きました。
細かすぎる部分もあったかと思いますが、これらをチェックしておくと “子供花束” のイメージがグッと高まることと思います。
お子様から花束をプレゼントしてもらう演出ですが、実際はお子様へ “ありがとう” の気持ちを伝える大切な演出です。
“結婚式が楽しかった”と思ってもらえたり、“笑顔”になってもらえますよう祈っています!