【心くばり】ブライダルMCの私が打ち合わせで必ず言う4つのこと

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ブライダルMCをしております、碧(みどり)です。
職業はナレーターで、主に結婚披露宴の司会を行っております。
経験値は10年以上で、通算500組のご披露宴を進行してきました。

この記事では、現役ブライダルMCの私が新郎新婦お二人と初めて会う “お打合せ” で意識して必ず言っていることを4つ紹介します。

どれも簡単なことであり、人によっては当たり前だと思うかもしれませんが、少しの心くばりで相手も自分も気持ちよくなると信じているので必ず実行しています。

・ブライダルMCを始めたばかりの人
・ブライダルMCを目指している人
・どんな心くばりか気になる人
こんな方に向けて参考になればとっても嬉しいですしサラッと読める内容なのでぜひご覧ください!

ブライダルMCの私が打ち合わせで必ず言う4つのことを紹介します

結婚式を挙げる新郎新婦お二人とお会いする機会があります。
それを “お打ち合わせ” といいますが基本的な決まり事があります。

お打ち合わせの基本
・お会いする回数は1回
・所要時間は1時間~1時間30分
・場所は結婚式場のブライダルサロン
・日程は結婚式当日の2週間前~1ヶ月前

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初対面で信頼してもらう為には、このお打ち合わせはとても大切な時間になります。礼儀の正しさや清潔感は勿論ですが、心くばりも重要なポイントになると思います。

それでは、私が意識して言っている4つを紹介します。

・新郎新婦に先に座ってもらうよう声をかける
・お手洗いは自由にどうぞと声をかける
・飲み物を自由に飲んでと声をかける
・進行表を司会者向きで書くことを伝える

とてもシンプルで簡単なことですが、1つずつ解説していきます。

新郎新婦に先に座ってもらうよう声をかける・・・
お二人が待つ席にブライダルMCが向かい、初めましての挨拶をしますが、その際に立ってくださった場合は、必ずお二人を先に座らせます。

「どうぞ、おかけください」と声をかけますが、お二人が座りきるまで私は椅子に腰をかけないようにしています。

気にしない人も居るかもしれませんが、お二人は “お客様” であり、ブライダルMCは “結婚式場の人” になります。
お二人より先に座るのは礼儀として無しだと思い、私は必ずこうしています。

お手洗いは自由にどうぞと声をかける・・・
先程も書きましたが、お打ち合わせの所要時間は1時間~1時間30分です。
途中でお手洗いに行きたくなって「お手洗い行ってきます」と、素直に言える方ならいいですが、言えない人もいるでしょう。

言いづらい雰囲気を作ってしまってはダメだと思い、私はお打ち合わせの本題に入る前に必ず「お手洗い休憩は遠慮なく言ってださいね」と伝えています。

お打ち合わせの流れもお二人同時に行かれない限りお打ち合わせが中断することもないので問題ありません。

飲み物を自由に飲んでと声をかける・・・
場所は結婚式場のブライダルサロンなので、新郎新婦お二人に飲み物が用意されます。

ブライダルMCは結婚式場側の立場なので飲み物はありませんし例えあったとしても飲みません!

お打ち合わせの本題に入ると夢中になりますし、飲み物があることを忘れてしまうお二人もいらっしゃいます。

それだけではなく、遠慮して飲めないケースもあります。お二人に気を遣わせてはいけないので、深く話し込む前に「お飲み物を飲みながらでお願います」と声をかけています。
そのタイミングで飲んでくれると、その後も飲みやすくなりますし、初対面のブライダルMCと会っている緊張も少しほぐれるのではないかと思います。

進行表を司会者向きで書くことを伝える・・・
お打ち合わせでは、ご披露宴の内容や流れを聞いて “進行表” という用紙に清書していきます。ですが基本的に向い合せで座っているため、お二人からみると逆さまになりますね。

ですからこの場合も「後ほど、最新版のコピーをお渡ししますので、今は見えづらいですが司会者向きで書かせていただきます」と必ず伝えています。
見えづらさからくるもどかしい気持ちを、少しでも減らせたらという想いからこの言葉を添えています。

以上の4つが、私が必ず言っていることです。
かなりシンプルで当たり前なことですよね。そのシンプルな言葉には

新郎新婦お二人がどう感じるかな?

というような思いが詰まっています。

結婚式の準備は大変です。お仕事や家事をしながらだと疲れもたまることでしょう。
ですから、私とのお打ち合わせでは少しでもリラックスしてほしい。

「司会者が先に座った」
「お手洗いに行きたいけど言えない」
「飲み物を飲みたいけどタイミングがつかめない」
「進行表が見えづらくて分かりにくい」
万が一でも、このように悩ませたり気分を悪くさせたくないので、必ず声かけをしているわけです。

更に声掛けではありませんが、心がけていることが他にも2つありますので紹介します。

字はキレイより丁寧を心がける・・・
キレイな字を書けるならそれが理想ですが、そうではないですし限られた時間で進行表を清書しないといけませんので、焦るときもあります。

それでも新郎新婦お二人もスタッフさんも見る大切な進行表ですから、丁寧に書くということを意識しています。
丁寧に書くことで読みやすくなるのでとてもオススメです。

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名刺をもらったらテーブルに置く・・・
初めましてのご挨拶の時に新郎様からお名刺をいただくことがあります。
本来はブライダルMCの名刺だけお渡しするだけなのですが、いただく時は有難く頂戴して、お打ち合わせが終わるまでテーブルに置いています。

ビジネスマナーとして、自分からみてテーブルの左上に名刺入れを置いて、その上にいただいた名刺を乗せますので私もそうしています。

あまり気にしない人もいるかも知れませんが、マナーとして心得ているだけで失敗はないので細かいことですが「それいいかも」と思ってくれる方がいたら嬉しいです。

ブライダルMCは心くばりが大切です

いかがでしたでしょうか。

「どうぞ、おかけください」
「お手洗い休憩は遠慮なく言ってださいね」
「お飲み物を飲みながらでお願います」
「後ほど、最新版のコピーをお渡ししますので、今は見えづらいですが司会者向きで書かせていただきます」

ブライダルMCの私が打ち合わせで必ず言っている4つの言葉でした。

新郎新婦お二人に気を遣わせないようにしたい。
ストレスを感じさせないようにするのは難しくても、少しでも減らせる努力を私はしたいと思い、これらの声掛けを意識しています。

やっていることは基本的なことで至ってシンプルですが、とても大切な事です。
何人もいるブライダルMCの中から私を選んでくださったお二人に、精一杯のことをしたいですし、お打ち合わせから結婚式の当日まで気持ちよく過ごしてほしいです。

ブライダルMCを始めたばかりの人や、目指している人のお役に立てたら嬉しいです。簡単ですが大切な心くばりを、ぜひ実行してみてください!