ブライダル司会者も緊張!デビュー前に先輩の見学をした記録を紹介!

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この記事を読んでくれているあなたは、司会者を目指していますか?
それとも現役司会者さんでデビュー前の見学について気になっていますか?
それか私のブログをいくつか読み漁ってくれて、この記事に辿り着きましたか?

司会者さんでも、そうでなくても読んでいただけて嬉しいです。
本当にありがとうございます。

この記事では私がブライダルMCとしてデビューするまでの記録を残そうと思い“先輩の見学”というテーマに絞って紹介していきます

ブライダルMCのレッスンをいくら積んでも、デビューしなければプロとは言えません。
でもレッスンだけで「さぁ、やってきなさい!」と言われても右も左も分かりませんので、デビュー直前のタイミングになると先輩の見学をさせてもらえます。

・何人の先輩の見学ができるの?
・見学って具体的にどこまで見られるの?
・何が得られるの?

このあたりを中心に、そして記事の後半には私の奇跡的な体験も盛り込んでお伝えしていきます。

私はブライダルMC専門のスクールでレッスンを積んでからプロになっていますので、今回の見学の話はレッスンを経ての流れになります!

ブライダル司会者がデビュー前に先輩の司会を見学した記録を紹介!

レッスンが順調に進み技術的な部分が合格ラインまできた頃、事務所の方から“見学”の話をしてもらいました。

思い出してみると、結婚式は過去に友人から招待されて10回くらい出席しましたが、司会者さんに注目なんてしていませんでした。ですから結婚式の雰囲気やルールを学ぶ為に“見学”はとても大切で重要な事といえます。

それならば、多くの先輩をお手本にできると収穫も多いのでは?と思っていた私ですが、実際に見に行けた人数は想像と違っていたのです。

見学をした人数

私が見学をさせていただいた先輩は3人でした
「たった3人?」と思いましたし、もっと大勢から学びたかったのが本音ですが現実は3人。
頼めば増やしてくれたのか?いつかタイミングがあれば事務所の方々に聞いてみようと思います。

さて、先程たった3人と言いましたが、その数字を軽くみてはいけませんでした。全くタイプの違った先輩なので、見応え満載。大満足な見学となったので、デビューして10年以上経っても記憶が薄れることはありません。

それではそんな個性豊かな先輩を一人ずつ紹介していましょう。

先輩の紹介

一人目のA先輩は、当時50代後半くらいの女性

・すでに何組も担当しているベテラン司会者さん
・初対面なのに気さくに話してくれる優しい性格
・物腰柔らかい雰囲気

二人目のB先輩は、当時40歳前後の女性

・ベテラン司会者さん
・何度も会っていて仲良くさせてもらっている
・声も性格も唯一無二でキャラクターがしっかりしている

三人目のC先輩は、半年先にデビューしたばかりの年下の女性

・年下で声も性格も落ち着いた女性
・レッスン時期が少し重なっていた
・新人司会者としてすでに人気があった

そもそも司会者というのは個性豊かな人が多いのですが、その中でもキャラクターが全く違う3人に引き合わせてくれたのは、今でも宝のような時間だったと感じます。
そして、この3人から学んだことをここからゆっくり記していきますね。

見学できる範囲と見学中の立ち振る舞いについて

そのまえに、まずは何をどこまで見学できるのか?そこにお答えします。

お打ち合わせ・・・新郎新婦お二人と司会者が初めてお会いする“お打ち合わせ”に同席させていただけます。

事前にブライダルプランナーさんから説明を受けて承諾いただいたご両家様に限ります

見学する席は、先輩司会者の隣か、テーブルの短辺にあたる一人分の席に座ります。よく“お誕生日席”ともいわれていますね。

見学中はメモを取るのは大丈夫ですが、お打ち合わせの邪魔になるような言動は控えます。先輩から話をふられたら答えるのはOKですが、自ら話題を作ることはしません。話をしっかり聞いてリアクションするだけで十分なのです。

服装はダーク系のスーツなら間違いないですが、リクルートスーツに見えないように工夫が必要。私はダーク系スカートスーツに、トップスは白のカットソーを着ていき、ネックレスやイヤリングを付けました。オフィスカジュアルを意識するといいですね。

男性司会者さんは結婚式本番で着るようなピシッとしたスーツに蝶ネクタイの人が多い印象を受けましたが、これも決まりは無いので派手にならないように気を付けましょう。

結婚式当日・・・お打ち合わせを同席したご両家様の結婚披露宴を見学することができます。先輩と待ち合わせをして、入館方法から学ぶことができます。

独り立ちをしたら自分ひとりでやらないといけないので、先輩の行動を食い入るように見て吸収していきます

入館したら、ブライダルMCは大忙し。

・ブライダルプランナーさんとのご挨拶
・最新版の資料の確認
・祝電の有無の確認

ご披露宴会場に入ってからもやることはたくさんあります。

・祝電の開封と確認するための準備
・祝辞や余興をされるゲストの席の確認
・お二人から聞いているアイテムやレイアウトの確認
・司会台で自分の準備
・スタッフさんとの最終すり合わせ

やることは尽きません。

・新郎新婦お二人との最終確認
・ゲストが来場されたら祝辞をされる方へご挨拶
・必要ならお化粧室の場所などをアナウンス
・時間があれば早めにご両家の親御様(親族)にご挨拶

これらのことを司会者は時間をかけずに、でも正確に行っていく必要があり、私はその一部始終を見学させていただけました。

ゲストやご親族へご挨拶をするところだけは、近づかないで遠くで見学になります

ご披露宴が開宴したら事前に指定されている場所で見学をします。

・メモはとってOK
・撮影や録音はNG
・先輩に話しかけない
・拍手は率先しておこなう
・椅子があったら座っていてもいい
・ゲストに何か聞かれたらスタッフの一員として誠実に対応する

ご披露宴がおひらきとなったら先輩に続いて新郎新婦お二人にお礼のご挨拶をしにいき、ブライダルプランナーさんと会えたらご挨拶。そして退館という流れになります。

その都度質問ができるわけではないので必死にメモを取りますが、ゲストからみたらスタッフの一員ですので、一瞬でもボ~っとせず、ご披露宴の雰囲気を壊さないように心がけること。
そして先輩の邪魔をしないように気を付けていました。

立ち振る舞いとは本来、立ったり座ったりの身のこなしという意味ですが、私がお伝えしたいのは見学であっても自分も司会者であるという意識を持って行動しよう!という意味を込めて使っています

先輩たちの個性や技術を感じて得た学び

見学できる範囲は3組とも同じでしたが、学べたことは見事に違いました。
それを簡単に紹介していきます。

A先輩・・・
物腰柔らかそうな雰囲気とお伝えしましたが、本当におおらかで優しい方なので、初対面でも安心感を与えてくれます。新郎新婦お二人の緊張もすぐにほぐれたように感じたくらいです。

・優しそう
・任せて安心
・相談しやすそう

そう思ってもらえるのは司会者として嬉しいこと。
でも、大事な結婚式の司会だからこそ、そう思われないと気持ちのすれ違いからトラブルが起こってしまい兼ねません。

長く活躍する先輩だからこその安心感は、見学の立場でも十分感じることができました。
私も少しでも早くそうなりたい!と、デビュー前からA先輩を大きな目標にしていたのを忘れません。

B先輩・・・
声がよくて性格も明るくユーモアたっぷり。
司会者を誰に決めるかは、ブライダルMCの自己PR動画が参考になるのですが、その動画でB先輩の個性を気に入ってくれたら、もう愛称ピッタリ。

・すぐに打ち解ける
・お二人から笑いがでる
・ご披露宴の演出にB先輩も参加

余興が少ないので盛り上げてほしいとお願いされれば、トークも演奏もできるマルチ司会者。愛されキャラクターなので親族からのウケも良く、たとえハプニングが起きても、うまく進行できる話術は圧巻。

そこでハッキリわかったことが「私にはB先輩のようにはなれない」「いい意味で参考にならない」ということ。もちろん最大の褒め言葉ですよ。

C先輩・・・
おっとりした口調で上品な性格。私より年下なのにそう感じさせない雰囲気が“おごそかに”、“和やかに”といったご披露宴を希望する方々にピッタリだと感じました。

・若くて品のある司会者
・落ち着きがあって頼れる
・話をゆっくり聞いてくれる

こんな印象を与えるC先輩はデビュー半年で既に人気司会者。
その理由のひとつが、真面目で誠実な性格からきているということ。
・結婚式場のレイアウトや気が付いた情報をメモして復習
・ブライダルプランナーさんと仲良くなる
・衣装や所作に気を配る

ブライダルプランナーさんや会場スタッフさんに信頼されること、これが愛される秘訣なのだと痛感。努力の賜物。とても大切なことを学べました。

デビュー前の見学の意味と事務所の方々の気持ちをくみ取る

3人の先輩の見学をして様々なことを学べたので、あとはそれを活かし応用していくこと。それが新人のうちは難しいのですが、でもひたすらマニュアルを読んで練習していた頃より、明らかに本番のイメージがわきました

ここで思うことは、事務所の方々はなぜこの見学をセッティングしてくれたのか。その意味や本質は、500組担当したからこそ考えることができました。

・この3人を見学すれば大丈夫
・よく行ってほしい結婚式場
・私に求めていること

先輩は個性豊かで、そのキャラクターや進行方法などを肌で感じれば大丈夫だと考えられたのだと思います。実際、3人が売れっ子司会者であることも理解できましたね。

何十もの結婚式場と提携している事務所ですが、できればよく出入りできる場があるといいので、デビューしたら特に行ってほしい会場を選んでくれたと思います。

もちろん、いい仕事をしないと次は無いのでそこは自分の力が必要ですが、少なからず一度足を運んでいる式場は心にゆとりができました。

そして、事務所の方々が私に求めていたことは何か。きっと3人の先輩のような司会者になってもらいたかったのかもしれません。

ですが先輩方のすべてを真似することはできませんし、私が真似したところで成功するとは限りません。良いところは吸収して、私なりの司会を摸索しつづけること。オンリーワンの司会者になることが必要だと気が付きました。

いま現在の私は、事務所の方々の期待に応えることができているのか、、、
理想の司会者には程遠いかもしれませんが、誠心誠意、司会進行しています。

見学からの繋がりで奇跡的なことが起こりました

ここからは私が体験した奇跡のお話。
デビューをしてから2年ほど経過した頃、ご披露宴の歓談中に1人の女性ゲストが私に声をかけてくれました。

「〇〇さんの司会を見学されていた方ですよね?独り立ちされたんですね!おめでとうございます!」

なんと!A先輩の見学をしたときの新婦様でした。
友人ゲストとして列席していたそうで、私の顔をみてすぐに気が付いてくださったそうです。

こんな奇跡的なこと、あるのですね。新郎様と仲良く過ごされているそうで幸せそうに笑っていました。記念に一緒に写真まで撮っていただけたのが、私の思い出になっています。

世間は狭いので、どこでどんな出会いや再会があるかは分かりませんがとても嬉しくて少し恥ずかしい体験となりました

デビュー前に先輩の司会を見学した記憶を遡ってみて

かなり前の記憶でしたが鮮明に覚えていたので、記事として残すことができました。もっと細かいことを書けばキリがないので今回はここまでにします。

自慢話ではありませんが、今では私も見学をされる側になりました。
デビューを控えた方々に少しでも参考になるような立場でありたいし、私の司会を見学して、良い点も悪い点もたくさん見つけて摸索して、オンリーワンの司会者になってほしいと思っています。

A先輩がしてくれたように質問があれば私の答えられる範囲はすべて教えてあげたい
B先輩がみせてくれたように新郎新婦お二人との信頼関係が大切だと教えていきます
C先輩のように式場スタッフの方々からも愛される司会者を目指すことを勧めます

今の私があるのは間違いなくこの経験のおかげ。
これからも私のできる限りの心配りで結婚披露宴の司会進行を務めてまいります。