こんにちは、碧です。
結婚披露宴の演出(セレモニー)で、ウエディングケーキ入刀はとっても人気があります。
ウエディングケーキがあると披露宴会場も華やかになりますね。
そのウエディングケーキにはいくつか種類があります。
これから結婚披露宴を予定しているお二人は自分たちに合ったケーキを選んでください。
目次
ウエディングケーキの種類
・フレッシュケーキ(生ケーキ)
スポンジ生地にたっぷりの生クリームや新鮮なフルーツで飾ったケーキです。
まるごと食べる事ができるので
「幸せのおすそわけ」としてデザートタイムでゲストの方々にふるまうことができます。
とにかく可愛いデザインが多くて大人気です!
新郎新婦お二人の希望を入れてオリジナルウエディングケーキをお願いしてみてください。
きっとゲスト(出席者)の方々にケーキの写真もたくさん撮ってもらえますよ。
・イミテーションケーキ
入刀用のウエディングケーキです。
入刀する部分だけ本物の生ケーキになっています。
背の高いデザインが多い為、広めの披露宴会場でも見栄えがいいのが特徴です。
値段はフレッシュケーキに比べて安いのに、最近のイミテーションケーキは見た目のクオリティも高いのでオススメです。
・クロカンブッシュ
小さいシュークリームをツリーのように積み、カラメルや飴でコーティングしたフランスの伝統的なウエディングケーキです。
シュークリームの「シュー」は「キャベツ」と言う意味で、赤ちゃんはキャベツ畑から生まれてくるという言い伝えがあるため、子孫繁栄と豊作の願いが込められたクロカンブッシュができたそうです。オシャレなケーキを希望の方はぜひ候補に入れてみてください。
・シュガーケーキ
イギリスの伝統的な3段のウエディングケーキ。
ドライフルーツがたっぷりの生地にシュガーペーストなどでコーティングした長期間保存できるケーキで、3段にはそれぞれ意味があります。
下段→披露宴会場で切り分け食べる
中段→披露宴に出席できなかった人に配る
上段→結婚1周年記念や、子供が生まれた時に食べる
この由来や意味は、私たち司会者がしっかり説明しますので安心してください。
以上がウエディングケーキの種類、4種でした。
どれも特徴があって選ぶのに迷いますよね。
自分たちの披露宴のイメージにあったケーキを見つけてくださいね。
ウエディングケーキの演出(セレモニー)・〇〇バイトも紹介します
続いては演出(セレモニー)の紹介です。
基本的なものから、あまり見かけないものもありますので候補のひとつになれば嬉しいです。
ウエディングケーキ入刀
シンプルに『ウエディングケーキ入刀』です。
よく司会者が「新郎新婦の初めての共同作業です」などアナウンスしていますね。
お二人が手を取り合ってケーキにナイフを入れるシーンはシャッターチャンスです。
可愛く彩られたケーキとお二人の笑顔も撮ることが出来るので、ゲスト(出席者)のテンションも上がりますね。
写真までは撮らないけど近くで見たい…と言う感じで新郎新婦のご親族の姿もよく見かけます。
私は司会者なのでその“楽しそうに撮る人”や“嬉しそうに見る人”を見て、ほっこりしています!
また、披露宴のタイムスケジュールで『ケーキ入刀』は基本的に前半に行いますので、最初はガチガチに緊張していた新郎新婦もこのタイミングで笑顔がでるのでリラックスできるみたいです。
良いことばかりのとってもオススメな演出でした。
続いては〇〇バイトを含めた演出の紹介です。
ファーストバイト
大人気なので知っている人も多いかもしれません。
ウエディングケーキを使って新郎新婦がお互いにケーキを一口ずつプレゼントしていく演出です。
『ファーストバイト』にも意味があります。
新郎から新婦への一口は「一生食べるものに困らせないから」
新婦から新郎への一口は「一生美味しいお料理をつくります」
これから新生活をスタートさせるお二人にピッタリの意味ですね。
司会者がしっかりアナウンスしていきますので安心してください。
食べさせ合うわけですが、これには2パターンあります。
それぞれの良い点は以下の通りです。
「同時」は、食べる+食べさせるが一緒なので難易度は高まりますが、その分息の合った姿を見せられる。面白い写真になりそう
お二人でどちらのパターンにするか選んでくださいね。
ラストバイト
新郎新婦のお母様に協力していただく演出です。
『ラストバイト』は、お母様からご自身のお子様へ
「これから二人でしっかり食べていきなさい!これがお母さんからのラストの一口」と言う意味があります。
“ラスト”は“最後”ですから忌み言葉(NGワード)かな?と心配するかも知れませんが、司会者がしっかり意味をアナウンスしますので大丈夫です。
ケーキ入刀
↓
ラストバイト
↓
ファーストバイト
この順番がスマートでとっても良いと思います。
お手本バイト
つぎは、新郎新婦のお父様・お母様に協力していただく演出です。
『ファーストバイト』をする新郎新婦に、まずはお手本を見せてもらいたいという意味で、
ご両家のお父様・お母様に『お手本バイト』をしてもらいます。
新郎新婦のファーストバイトのパターンを「交互」にするのなら、『お手本バイト』も「交互」になるので
お母様からお父様へ一口(ご両家同時)
この流れでいきます。
新郎新婦は両隣でしっかりお手本を見て、自分たちのファーストバイトのイメージをしてください。
『ラストバイト』も『お手本バイト』も、お母様やお父様に内緒(サプライズ)にするケースが多いです
サプライズで驚かすのも楽しいですが、恥ずかしがり屋なご両親だったら先に伝えてあげると良いかもしれませんね
サンクスバイト
こちらはゲストの方に参加してもらいます。
その名の通り『ありがとう』を伝えたい方に、新郎新婦からケーキを一口プレゼントする演出です。
ご友人でも兄妹でも、誰でも喜んでくれますのでお二人が『ありがとう』を伝えたい人を選んでください。
新郎新婦それぞれ1名ずつがベストです。
“結婚式の招待状の返信ハガキが一番早かった人”にする場合、結婚式を楽しみにしてくれてありがとう、楽しんでいってね!の気持ちが伝わるので良いですね。
『サンクスバイト』をするなら当然サプライズがオススメ。驚かせちゃいましょう!
マジパン
“マジなパン”ではないですよ!笑
ウエディングケーキの一番上に乗ったお菓子です。
新郎新婦の姿をモチーフのものや、キャラクターにそっくり似させたデザインもあります。
『マジパン』はアーモンド粉と砂糖を練り合わせたお菓子で、甘さが強くアーモンドのねっとり感も特徴的です。
オーダーになるのでどんな感じにしたいのかイメージを伝えて、お二人だけのオリジナルウエディングケーキを作ってください。
(※これだけは演出と言うよりデザインの話でしたね)
カラードリップ
『カラードリップ』とは、ウエディングケーキに色の付いたシロップを新郎新婦お二人がかける演出です。
二人でケーキを仕上げたい。二人だけのウエディングケーキをゲストの前で完成させたいと思う方にオススメです。
最近はケーキ入刀に変えて『カラードリップ』を選ばれる方が増えています。
ケーキ入場
言葉のままですが『ケーキが入場』してきます。
通常、披露宴がスタートする時にはケーキは既にブライダルテーブル(高砂)の隣にセッティングされています。
ですから『ケーキが入場してくる』なんて面白い演出ですよね。
BGMを決めて、スポットライトを浴びさせて入場なんていかがでしょうか?
出席者に小さいお子様が居たら、その子に運んで来てもらってもいいですね。
ケーキはキャスター付きのテーブルに乗せてくれるので、運びやすいと思います。
ケーキが届いたら入刀セレモニーなどを楽しんでください。
ケーキサーブ
フレッシュケーキ(生ケーキ)をデザートタイムで新郎新婦がゲストに配る演出です。
ケーキをカットするのは会場スタッフ(シェフ)が行いますので安心してください。
ゲストの方々が新郎新婦の元に行きケーキを受け取る流れが一番スマートで良いですね。
サーブする時に会話もできますし、和やかな雰囲気になりオススメです。
この時、新婦が自前のエプソンを付けたり、新郎がコック帽を被っても面白いですね。
“おもてなし”をテーマにしている方は、ぜひ取り入れてみてください。
ラッキードラジェ
『ドラジェ』とは、アーモンドに砂糖ペーストをコーディングした甘いお菓子のこと。
デザートのケーキの中にドラジェ入りをいくつか用意して、当たった方にプレゼントを渡したりする演出です。
欧米では“当たった人は幸せになる”というジンクスもあるので『ラッキードラジェ』というネーミングがピッタリですね。
ゲストが一斉に食べて誰が当たったか?
そのワクワクする時間がたまりません!
注意してほしいこともあります
ウエディングケーキの種類やケーキ演出は、披露宴を行う結婚式場によって選べる候補が変わっていきます
「絶対にこのケーキがいい!」「この演出がしたい!」とこだわりがある場合は、結婚式場を決める時に必ずプランナーさんに出来るか出来ないかを確認してください
いざケーキや演出を選ぶときに「できません」と言われたらショックが大きくなりますので・・・
いかがでしたでしょうか?
ウエディングケーキの種類から、ケーキを使った演出をいくつか紹介しました。
私もケーキの演出はアナウンスをするのがとっても楽しいです!
たまに披露宴後に新郎新婦お二人から写真を送っていただけるのですが、ケーキ演出の写真に私が隅っこで映っていて、よく見ると爆笑していました。
会場が笑顔いっぱいになるウエディングケーキ。
お二人らしさもプラスできますので、是非取り入れてくださいね!
この記事を書いている私は、
婚礼司会者として500組以上の披露宴を進行してきましたので、
ケーキの種類とケーキを使用した演出(セレモニー)を紹介します
最後まで読んでいただけたら嬉しいです