こんにちは、碧です。
日本テレビ系のバラエティー番組「マツコ会議」のテーマが“ブライダルMC”だったので、リアルタイムで観ました。
私は婚礼司会を500組以上経験していますが、
大変だけど大好きなお仕事でやりがいを感じています。
マツコ・デラックスさんはハッキリ物事を言われる方なので、ブライダルMCをどう感じられるか期待と不安がありました。
放送内容は詳しくは書きませんが、観た時の素直な感想を記したいと思います。
(※記事と言うより日記になってしまいました)
「マツコ会議」の放送を観て感じたこと
大変な仕事だと認めてもらえた
マツコさんが“司会者の良し悪しで披露宴がかわる”と言っていました。
現役司会者さんとのインタビューで、ブライダルMCの難しさも感じてくれました。
改めてそう感じました。
ミスを起こさないようにする方法に、う~ん、、、と思いました
一人の司会者さんが、名前の言い間違いをしないために披露宴中は“新郎・新婦”としか呼ばないと言っていました。
それもミスを起こさない為のひとつの回避策で、気持ちはわかります。
でも私は、それは誰の結婚披露宴ですか?と思ってしまいます。
下の名前を一度も呼ばれないのは、私が新郎新婦だったら寂しいです。
私が親族やゲストの立場でもモヤモヤすると思います。
私が名前のミスを起こさないようにしている対策法は
・原稿にフリガナを書き間違えない
・読み間違えない
・声に出す前に必ず目でみて確認する
とても原始的な方法ですが、これでミスなく務められています。
うっかり無意識にアナウンスしてはいけません。
マイクを通して言葉を発するまでに確認に確認を重ねる必要があると私は思います。
私が心配性だからと言うこともありますが、このしつこいぐらいの確認が大切です。
ただし結婚披露宴はライブなのでテンポや間も大事です。
それなのに言葉を発するまでに確認に時間をかけすぎてはせっかくのライブ感が台無しになります。そこが難しいところですが、司会者はミスなくテンポも崩さず楽しい雰囲気で進行していかなくてはなりません。
他にもミスを起こさないように様々な課題があります。
司会者仲間と何時間も語れるほど、難儀なお仕事です。
でもその分披露宴中のお二人や親族やゲストの笑顔が見られると
皆が笑顔になる仕事って最高!
本当に幸せな仕事に就けて嬉しい!!
心からそう思います。
初心を思い出した
デビュー戦を終えたばかりの司会者さんを見たとき、自分のデビュー戦を思い出しました。
私も手が震え、頭も真っ白、原稿をガン見していました!笑
それから回数を重ねて知識や経験が増えた事はいいことですが、あのフレッシュで初々しい感じをいつのまにか忘れていた気がします。
結婚式を挙げる新郎新婦にとっては大切な1日。
私が何回目の司会でも、お二人にとっては初めての事だらけ。
だからこそ私でわかる事は何でも伝えて真剣に向き合い、お二人が安心して司会を任せてもらえるように精一杯務めます。
「マツコ会議」は、“司会者あるある”だな~と思いながら楽しく観ることができましたが、同時に奥が深く課題も多いお仕事なのでこれからも精進していこうと、身が引き締まる30分になりました。
あぁ…プロ司会者としてこれからも責任もってしっかり務めたい!
基礎や技術を身につける事はもちろん、流行もおさえつつ新郎新婦が望む披露宴を進行していきたい!