友人スピーチを頼まれたけど、どんな内容がいいのか悩んでいませんか?
嬉しいけど上手く話せるか不安になったりしていませんか?
あまり結婚式に出席したことがないと特にそう思いますよね。
とてもよく分かります。私が初めてスピーチを任された時は22歳でしたが今ほどインターネットが便利ではなかったので情報を集めるのに大変でした。
ですからこの記事では友人スピーチを成功させるための情報をギュッとまとめてみました。
目次
結婚式の友人スピーチを成功させるための構成・コツ・マナーを紹介!
スピーチ文章の構成
スピーチをするにあたって、どんな内容がいいのか。どんな流れで話したらいいか。ここを紹介していきます。
1、祝福の言葉
2、自己紹介
3、思い出のエピソード
4、はなむけの言葉
構成は上記の通りです。
かなりシンプルになりますが、これがスマートなスピーチ作りに大切なポイントになりますので参考にしてください。
それでは簡単に解説していきます。
・祝福の言葉
【例】:「新郎〇〇さん、新婦〇〇さん。ご結婚、誠におめでとうございます。またご両家の皆様におかれましてもご結婚、誠におめでとうございます」
このように、まずは祝福の言葉からスタートしましょう。
もしも親族が参加しない結婚披露宴でしたら、ご両家様に向けた言葉は言わなくて大丈夫です。
しっかり顔を見ながら「おめでとう」と言えるといいですね。
・自己紹介
【例】:「ただいまご紹介にあずかりました、新婦〇〇さんの□□時代からの友人であります△△と申します。誠に僭越(せんえつ)ではございますが、友人代表としてお祝いの言葉を述べさせていただきます」
ブライダルMCがあなたのお名前や関係性を必ず紹介しますので、このように自己紹介するといいですね。
・思い出のエピソード
【例】:「私が〇〇と出会ったのは、□□の入学式で、同じクラスで席が隣同士だったことがきっかけでした。当時の〇〇の印象は・・・」
このような感じで、出会いと第一印象から始まり、お二人ならではの思い出のエピソードを語れると最高のスピーチになりますよ。
「さん」付けで呼び慣れていないから、いつものあだなで呼びたい場合。
「いつも〇〇と呼んでいるので、本日も親しみを込めてそう呼ばせていただきます」
と、先に断りを入れるのがいいです。
・はなむけの言葉
【例】:「これからもよろしくね。結(むす)びになりますが、お二人の末永いお幸せをお祈りしております。ご結婚、本当におめでとうございます!」
「末永くお幸せに」、「おめでとう」が含まれていることが大切ですね。
この2つの言葉があれば、スピーチをキレイに締めくくることができます。
スピーチがうまくいくコツ
次に私が思う、スピーチがうまくいくコツを紹介します。
どれも少し意識するだけでできることなので、取り入れてもらえると嬉しいです。
・手紙にして読む
緊張して頭が真っ白になりそうなら、無理をしないで手紙を書きましょう。
そしてその手紙を読めばOKです。
もしも気になるようでしたら「今日は思いを手紙にしましたので読ませていただきます」と一言添えるのもいいでしょう。
・手紙を読みながら顔をあげる
手紙はOKですが、たまに顔をあげましょう。
新郎新婦の顔や、ゲストの皆様の顔を少しでも見ると、より気持ちが伝わると思います。
・語りかけるように話す
新郎新婦お二人に語りかけるように話すと、語尾も柔らかくなりますし、聞いている人に丁寧な印象を与えます。少し意識してみてください。
・出会った頃の話をいれる
先程も少しふれましたが、出会いのエピソードを入れると聞きやすい文章になります。
その続きで第一印象などをいれると、ご友人ならではのスピーチになることでしょう。
・とにかく褒める
晴れの舞台です。主役を褒めてあげてください。
あなたが知っている新郎様、もしくは新婦様の長所や人柄をたくさん紹介してあげると、みんな嬉しい気持ちになること間違いなしです。
・みんなが知らない話をする
「キレイ」「爽やか」など、見た目で誰もが分かることより、内面を語ってあげられるといいですね。ご友人だからこそ分かるところを、たっぷり紹介してください。
・ゆっくり丁寧に話す
人前で話すのは緊張しますから、早口になってしまう場合もあります。
そうならないように、ゆっくり丁寧に話すことを意識しましょう。
手紙にするなら何度も読んで心の準備をしておいてくださいね。
・泣いても大丈夫
スピーチの途中で泣いてしまっても大丈夫です。
会場に居る人、誰一人「早く読め」なんて思っていませんよ。
嬉しい気持ちやお祝いしたい気持ちが高くなったら泣いてしまうこともあります。それは恥ずかしいことではありません。
泣きながら喋るのではなく、間があいても構わないので深呼吸して、少し心が落ち着いたら再開してください。どうしてもの時は、私達ブライダルMCがフォローにはいりますよ。
・披露宴の何時頃に出番がくるか確認しておく
ご披露宴のタイムスケジュールを新郎新婦お二人は知っていますので、あなたが何時頃に出番なのか教えてもらいましょう。
スピーチが気になって食事が喉を通らないタイプでしたら、食事がスタートしたら《歓談タイム》があるので、そこにしてほしいと、新郎新婦お二人にお願いしてもいいですね。
心の準備はスピーチをするうえでとても大切です。
聞くことやお願いすることは決して恥ずかしいことではありませんので確認しましょう。
スピーチをするときのマナー
次に知っておいてほしいマナーを簡単に紹介していきます。
・ご両親を座らせる
あなたがスピーチを始める時に、新郎新婦お二人のお父様・お母様が立たれていたら、座るように声をかけてください。
先程の構成でいうと “自己紹介” の後に「お父様、お母様、どうぞおかけください」と言えば、会場のスタッフさん達がお父様とお母様を座らせてくれます。
この一言が無いとスピーチが終わるまでずっと立たせてしまいますので、一度親御様の席を見るようにしてください。
・スピーチの時間は3分~4分程度
新郎新婦お二人から何分でお願したいと言われていないのでしたら、4分までにまとめるのがいいでしょう。
これは構成でいうと「1、祝福の言葉」~「4、はなむけの言葉」まで、全て入れて4分ということです。
短すぎず長すぎないスピーチはとても喜ばれますよ。
・全部アドリブにするのはやめましょう
手紙を書かなくても大丈夫ですが、喋る内容を決めないでアドリブで話そうとするのはやめましょう。
スピーチがうまくまとまらない可能性もありますし、話が長くなることもあります。
それに、勢いで失礼な言葉が出たら大変です。アドリブはやめて頭の中で、何を話すかまとめて何度か練習をしておいてくださいね。
・過去の恋愛の話はしない
友人だから知っているとはいえ、過去の恋愛話はNGです。
結婚式ですから、そこはマナーとして絶対に控えてください。
・忌み言葉を使わない
結婚式では使ってはいけない “忌み言葉(いみことば)” というものがあります。
「最後に」「別れる」「離れる」「切れる」「度々」「どんどん」
など普段何気なく使っている言葉もありますので、縁起の悪いフレーズが出ないように注意してください。
・服装に気を付ける
結婚式で大勢の人の前に立つわけですから、服装に気を付けるといいですね。
露出の多い服装や、派手な色味のものは控えるように心がけてください。
ブライダルMCから伝えたいこと!これを知っておくと完璧です!
ここまではインターネットで検索すると教えてくれるサイトもあるかもしれませんが、次は、現役のブライダルMCからあなたに伝えたいことを書いていきます。
これから紹介する内容を頭に入れておけば、完璧といっても過言ではありません。どれも簡単なことなのでサラッと読んでいただけたら嬉しいです。
・スピーチ時の立ち位置
いざスピーチをする時に、喋る場所はどこだろう?と心配になっている人が多いのでお伝えします。
基本的には、あなたが新郎様の関係者なら新郎様の隣のスペース。
新婦様の関係者なら新婦様の隣のスペースになります。
そのスペースに会場のスタッフさんがマイクを準備してくれますので、ブライダルMCからあなたの紹介をされたらその場所に進んでいくという流れです。
基本的にといったのは、ご披露宴会場の広さにもよるからです。
小規模会場でしたらスペースが1ヶ所の場合もあります。その時は、会場のスタッフさんに誘導された通りに進んでくださいね。
・ハンドマイク
マイクを手に持って話したいのでしたら「ハンドマイクがいいです」と、ブライダルMCか、もしくはマイクの位置まで案内してくれたスタッフさんに伝えてください。
そうするとスタンドからマイクを外して、手渡ししてくれますよ。
持ちながらの方がリラックスして話せる人にはハンドマイクがおすすめです。
・スタンドマイク
手紙を読む人は、両手が使えるようにスタンドマイクにすると便利です。
「スタンドマイクがいいです」と、ブライダルMCか、マイクまで案内してくれたスタッフさんに伝えてもらえれば、用意されますので安心してください。
ただし、スタンドマイクとの距離感が難しいかもしれません。
例えば一礼をするときに、おでこをぶつけてしまう人も結構いました。
普段はあまり使わない物なので、気を付けてくださいね。
・BGMの有無
スピーチ中に無音かBGMが流れているかですが、無音のことが多いです。
ただし新郎新婦お二人の希望で、スピーチが始まったら流れてくるかもしれません。
それか、あなたがどうしても使いたい曲がある場合、新郎新婦お二人にお願いすれば流してくれる可能性もあります。
集中して喋りたい人は無音がいいです。
思い出の曲を流したいとかでしたら曲ありもいいですが、気を付けてほしいのは “歌あり”だと喋りの邪魔になることがあります。
ゲスト(出席者)が曲に集中してしまったり、あなた自身がペースを乱されるかもしれないので、流すならオルゴールバージョンとかでお願いするといいでしょう。
・手紙は読む用か渡す用か
手紙を読む人は、読む用に書いていきますか?
もしも読んだ後に、新郎様(新婦様)にお渡しする予定でしたら、ブライダルMCにお伝えください。読み終わったタイミングでアナウンスをいれます。
・プレゼントがある場合
スピーチだけではなくて何かプレゼントを用意している場合は、ブライダルMCにお伝えください。読み終わったタイミングでアナウンスをいれます。
スピーチのエピソード中にできたアイテムだったり、友人一同から預かった物だったり、サプライスで何かを順位している時は必ずブライダルMCに一言伝えてくださいね。
・司会者(ブライダルMC)は必ずきます
あなたのお席にご紹介方法の確認をしにきます。
具体的には、お名前の読み方と、新郎様(新婦様)とのご関係です。
その時に「スタンドマイクがいいです」「読んだ手紙をプレゼントします」など、伝えてくださるとスムーズに話が進みます。
伺うタイミングは司会者次第ですが、必ず確認にきますのでお席でお食事や歓談を楽しみながら待っていてくださいね。
「成功」とは何か
いかがでしたでしょうか。
・スピーチがうまくいくコツ
・スピーチをするときのマナー
この記事は、成功しよう!というタイトルにしていますが、友人スピーチの “成功” ってなんだと思いますか?
私は、「おめでとう」の気持ちがしっかり伝わることができれば “成功”だと思っています。
友人の中で代表として選ばれたわけですから、自信を持って笑顔で話してきてください。もしも緊張したら新郎新婦お二人の顔をみて、深呼吸をして心を落ち着かせるのもいいですよ。
あなたが感じる新郎様や新婦様の大好きなところを、ゲストやご両家の皆様に紹介してあげてくださいね。
素敵なスピーチになりますように、心からお祈りしております!
記事の後半ではブライダルMCからお伝えしたいことがあるので最後まで読んでいただけると嬉しいです!